2009年05月27日

草枕にみた夢

山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。
とかくに人の世は住みにくい。

漱石が残した明治39年の言葉が100年経った今でも全く新鮮さを失っていない。
それでも尚、意地を張る生き方を選ぶ馬鹿者です。

あのくだりには次の文章が続きます。
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向う三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。 
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容(くつろげ)て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る。あらゆる芸術の士は人の世を長閑にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。

漱石がいま生きていたら"街づくり"や各種NPOの士も芸術の士の範疇に付け加えてくれたのではないだろうか。

人の世を長閑にし、人の心を豊かにするためには
人びとの心に張り巡らされた垣根や凝(しこ)りを一瞬で取っ払う楽しい芸が理想だ。
そんな一流の芸術家になるためには自己の心を開放し自己研鑽する必要があろう。
街づくりという総合芸術を目指すなら、偏らない歓び、否定することのない愛和、書生のような純粋さで理想を希求する姿勢が好ましいであろうし、そのような姿勢をもつ仲間が呼応し、出した手に単純に繋がるネットワークが形成されたら人智で推し量れないような"うねり"が巻き起こるのではないかと、想像しただけで希望に膨らんでしまいます。

そんな事を夢見ながら、昨年暮れからあちこちで呼びかけてきた鶴岡酒田交流会が2日後(金曜日)に迫りました。第1回目ということで実験的な試みになりますので、存じ上げてる方を中心に参加いただきます。県から3名、隣県の新潟からもオブザーバーとして3名参加の予定と聞きます。当日、手狭ですがよかったら話を聞きにいらして下さい。
場所は鶴岡勤労者会館2階(荘内病院裏)18:30開始

次回は7月17日、三川町、庄内町、遊佐町の皆さんにもご参加いただき遊佐の白井自然の家で開催する予定です。こんな頑張ってる人がいるよ!この人は人望が厚いよ!など推薦いただけましたら幸いです。

翌々日は愛知県知多半島より豊浜商工会のみなさんが一泊一日の弾丸トラベルで酒田においでになります。日曜日の夕方6時から地元の仲間を集め、また、スカイプで全国と繋がりながら宴会で盛り上がりたいと思います。そこで久しぶりのポッドキャスト収録を行ないたいと思ってます。

知多やの齋藤さん豊浜商工会の皆様、良い酒飲みましょ!


posted by はなさかラジオ at 09:35 | Comment(4) | TrackBack(0) | ★広域地域連携 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする